Mountain Lion(OS X 10.8)とFusion5とWindowsとWii U Pro コントローラ

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MacBookでWiiUのProコンを使いたい
厳密には、仮想マシンの上でBTコントローラとして使いたい
言ってしまえばDUALSHOCK3(過去エントリ参照)のリベンジ

そんな思いからポチった結果、やや成功することができたので記録しておこう。

「やや成功」の部分を詳しく言うと、

  • Macと(仮想)Windows共にBluetooth接続でのHIDデバイス認識はする
  • ただし、どちらもコンパニオンの役割をするアプリを常駐させる必要がある
  • さらに、ゲームコントローラとしてではなくキーボードを割り当てるタイプである

と、フタを開ければう〜ん…な感じではある。満足度2割と言ったところか。
っていうかこれ、アプローチはDarwiinRemote(4年前のエントリ参照)と同じだな…
むしろMotioninJoyがUSB/BT用コントローラドライバまで書いたりと異常な完成度だったと考えるべきか
あるいはDUALSHOCK3は”ゲームコントローラ”デバイスとして作られていたから可能だったと捉えるべきか

で、実際に使うまでの手順をダラダラと書いてみた。

OS Xの場合


DUALSHOCK3のとき同様に、OS Xだと非常に簡単
アプリ添付のReadmeの通り、以下の手順で簡単に使用できる。

1)OS X用バイナリをダウンロード・インストールして、Wii U Pro Controller OSX.appを実行
https://docs.google.com/file/d/0B6QxbmaAgfWLQ2tFSjdZcjFHdlE/edit?usp=sharing

3)ProコンのSYNCボタンを押してBT接続する
アプリ側の画面で青色LEDの部分が点灯→OS X側もBT接続完了する

4)アプリを再起動して「Alt Sync」オプションを有効にしてから、再度ProコンのSYNCボタンを押す
バイブと共にアプリ側で正常認識される。

以上で、OS Xでの設定は完了となる。

キムラジンさんのブログが画面付きで非常に分かりやすい。参考にされたし。
WiiU Pro コントローラーをMacでゲームパッドとして使用する方法 » キムラジンブログ

(Macで)Windowsの場合


DUALSHOCK3のとき同様に、Mac(仮想マシン)上だと非常に面倒だった。
今回はBTチップ縛りは無いものの、アプリが東芝BTスタックのみサポートということで、
Mac(Boot Camp)+ 東芝BTスタック というキーワードからの道のりとなった。

どうやら、過去にMacでWindowsを動作させると、A2DPがまともに動かないということがあったようで、
先人達が試行錯誤の末に、東芝BTスタックを使うという方法を編み出していた。
(これはBoot Campドライバではなく、OS標準搭載のBTスタックが原因。Win8でやっと対応したらしい。)

アップルフォーラムに貼られていた、丁寧なチュートリアルブログ。
Linkopia: A2DP (Stereo bluetooth) on Win XP (Boot Camp on Mac)

日本語で書かれている、Yusuke Noda氏のページ。
ftp-recordings:returns? : XP on MacBook ProでA2DPしてみる

これらの情報は、2013年現在のMacやOS X10.8においても有効ではあるが、
いくつか補足が必要になるため、仮想マシンの場合も考慮して以下に乱文ながらまとめてみた。


1. Appleドライバのインストール(仮想マシンの場合のみ)


Fusionなど仮想環境を使用している場合は、
まずホストのBT共有を外して、ゲストが直接IOを参照できる設定にする必要がある。
ホストであるOS XはBT使用不可となるが、パフォーマンスを落とさずProコンを使うにはこの方法しかないので我慢するしかない。

wiipro_01

Fusion5の場合

上記の設定に変更すると、ゲスト側でUSB Host Controllerの検出が行われ、ドライバのインストールが求められる。
使用しているMacやゲストOSに合わせて、適切なBoot Campサポートソフトウェア(ドライバ)をAppleのサポートページからダウンロード・インストールする。

後から東芝スタックとBTドライバをインストールするのに、Appleのドライバはいらないのでは?と思うかもしれない。
だが、このドライバをインストールしなければホストのBTデバイスIDが取得できず、結果としてProコンがHIDデバイスとして認識されないのだ。

ちなみに、MacBook Pro (Retina, Mid2012)の場合だと「AppleBluetoothBroadcomInstaller.exe」がそれだった。自己解凍型書庫(.exe)になっているので、そのまま実行すればインストールが完了する。
インストール後は、Windowsのデバイスマネージャー上でBTデバイスが「Generic Bluetooth Adapter」から「Apple Broadcom Built-in Bluetooth」に変わる。おそらくは、Boot Campの場合は最初からApple〜 の方になっているのだろう。

wiipro_02

これがとりあえずのスタート地点


2. BTデバイスIDの確認


上のブログにもある通り、東芝スタックを東芝PC以外にインストールするためには、infファイルにMacのBTデバイス情報を追記する必要がある。
デバイスマネージャー上から見えているうちに、デバイスIDを確認しておこう。
「Apple Broadcom Built-in Bluetooth」のプロパティから詳細タブ→ハードウェアIDで確認できる。

wiipro_03

MacBook Pro (Retina, Mid2012)の場合:VID_05AC、PID_8286

ちなみに、事前にBTデバイスを削除したり、サービスを無効化したりは必要無かった。


3. 東芝BTスタックのダウンロードとインストール


東芝ドイツのBluetoothポータルページ(http://aps2.toshiba-tro.de/bluetooth/)より、
Downloadsリンクをたどると入手できる。最新の8.00.12でいいだろう。
zipを解凍すると、自己解凍型書庫(.exe)があるので、そのまま実行する。

BTスタックプログラムのインストールが実行され、そのまま続けてBTドライバのインストールが行われる。
ここで先のinf情報が読み込まれ、東芝PC以外の場合は「Bluetoothデバイスを取り付けてから〜」のダイアログが表示される。
ここで、ダイアログを表示したまま、C:\¥Program Files\Toshiba\Bluetooth Toshiba Stack\Drivers\tosrfusb と進み、「tosrfusb.inf」をメモ帳などで開く。

wiipro_04

BTドライバインストールをキャンセルしてもいいが、
その場合はinf修正後、自己解凍型書庫と同じディレクトリにあるセットアップバッチを再度実行する必要がある。


4. tosrfusb.infの編集


項番2.で控えたBTデバイスIDをここで追記入力する。変更箇所は以下の2点。
***は環境に合わせて適切なもの(Desc***は連番、VIDとPIDはBTデバイスID)を入力

  • [Standard]セクション
    %TosrfUsb.DeviceDesc***%=TosrfUsb_Device, USB\VID_****&PID_****
  • [Strings]セクション
    TosrfUsb.DeviceDesc*** = “Apple Built-In Bluetooth Toshiba
    (ダブルクォーテーション内は何でもよい)

変更後、infファイルを上書き保存する。
なお、[ControlFlags]セクションの除外設定については、
最近のバージョンだとワイルドカードが入っているため変更は不要。

ここでBTドライバの「Bluetoothデバイスを取り付けてから〜」のダイアログのOKボタンをクリックするか、
しばらくすると、ドライバソフトウェアのインストール確認ダイアログが続けて表示される。

wiipro_06

もちろんインストール

これで、BTスタックとドライバのインストールが完了となるので、インストーラの指示に従ってOSを再起動する。
再起動後、デバイスマネージャーを確認すると、infの[Strings]セクションで追加したデバイス名が見えているはずだ。

wiipro_07

この場合は「Apple Built-In Bluetooth Toshiba」


5. Proコンの認識


ここから先は、開発者曰く”awesomeな” Andreas氏のチュートリアルビデオの通りとなる。

プログラムメニューから「Toshiba」→「Bluetooth」→「新しい接続の追加」と進み(あるいはタスクトレイ右クリックからも同様)、
後はウィザードに従って、BT検出画面でProコンの「SYNC」ボタンを押すと、HIDデバイスとして認識される。

wiipro_08

デバイス名は「Nintendo RVL-CNT-01-UC」

最後に、Windows用バイナリをダウンロード・インストールする。
https://docs.google.com/file/d/0B6QxbmaAgfWLZWJ6WFpHYXNjdTA/edit?usp=sharing

WiiUProControllerWin.exeを実行し、エラー等無く画面が表示されることを確認する。

wiipro_09

ボタンを色々押して、反応が返ってくればOK

以上で、(Mac上での)Windowsでの設定は完了となる。
今回は仮想マシン上でのみの確認となったが、おそらくはBoot Campでも同様の結果となるはずである。

あとがき


コンパニオンアプリにて、デフォルト以外のキーを割り当てたり、
アナログスティックを方向キー・4ボタンと同じ動作にするかどうかを選んだり、
(Windows版のみ)マウス移動に使ったりと、ある程度の設定変更は可能。

キーボード代替ということで「複数キーの同時押し」が可能かどうかを懸念していたが、とりあえずは問題無さそうではある。

wiipro_10

【a】+【z】+【x】キー + カーソルキー2個までは確認済み

今回、このエントリを作成するにあたって、仮想環境(のスナップショット機能)がかなり役に立った。
短時間で何回もクリーンな環境からやり直せるというのは、実に便利である。
逆に、物理環境のみだったら音を上げていたことだろう。先人達は偉大だ…

ところで、Proコンそのものについては… 言われてるほど悪くはない印象か。
とりあえずはヤフオク行きすることは無さそうだ。

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カテゴリー: iPhone/Mac
Mountain Lion(OS X 10.8)とFusion5とWindowsとWii U Pro コントローラ」への5件のコメント
  1. ゲームコントローラ認識はこちらのエントリで。

    […] 前回、WiiUProControllerWinではキーボード扱いということでガッカリしていた(過去エントリ参照)が、 ねんがんのDualShock4ではPSO2が(現時点では)まともに遊べず悲しい思いをした(過去エントリ参照)ことから、 再びググって、”WiinUPro”なるWindows向けコンパニオンアプリの存在を知った。 […]

  2. ごんべ より:

    BootcampでBuletoothイヤホンが繋がらなかったので検索してたところ、このサイトが見つかり、無事に接続できるようになりました。
    丁寧に画像つきで解説していただきありがとうございました!

  3. 匿名 より:

    こんにちは。
    Windows10で、ここに記載と同じように実施を試みたのですが「Bluetoothデバイスを~」のところで、infファイルを書き換えても(自分のPCのApple bluetoothのVID,PID)認識をしてくれない(先に進んでくれませんでした)。
    MacのbootcampでWindows10を入れています。
    何か考えられることはありますでしょうか。

    • jioe より:

      最近、仮想マシンをWin7→Win10にアップグレードしたときは、同じ手順でドライバの更新ができたので、このインストール方法はOS依存ではないと思います。
      ただ、BootCampの場合は、Win10だとまた違うのかもしれませんね。
      仮想でも32bit版OSしか試してないですし。

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